松下 倫士 Tomohito Matsushita
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。
これまでに第37回全四国音楽コンクールピアノ部門最優秀賞、第3回弥生の里ジュニア音楽コンクールピアノ部門第2位、併せて春日市教育長賞受賞したほか、2007年「現代日本のオーケストラ音楽第31回演奏会」では故・小松一彦指揮、東京フィルハーモニー交響楽団により「交響的変容<トロンプルイユ>」が初演され、日本交響楽振興財団第29回作曲賞受賞(5年ぶり8人目の受賞)。2008年第5回北本ピアノコンクール大学院生・一般部門第1位、併せて全部門より最優秀賞受賞。東京フィルハーモニー交響楽団とラヴェルのピアノ協奏曲を共演。2010年第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位。2012年奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選など多数受賞。また2023年度よんでん芸術文化奨励賞受賞。
作曲家として、21世紀の吹奏楽“響宴”にて「パシフィック序曲」「ラメント」など吹奏楽作品が取り上げられているほか、近年では「巡礼歌」「土蜘蛛伝説」などのアンサンブル作品が全国各地で演奏されており注目を集めている。楽譜やCDの出版も多数。近年は器楽のみならず声楽や合唱曲、またアレンジも携わっている。
ピアニストとしては2011年に初ピアノソロリサイタルを行ったほか、2012年に日本コロムビアより「僕が僕であるために~尾崎豊 オンピアノ」(編曲・演奏)をリリース。2014年には「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム~」をリリース。ソロだけではなく、数多くの演奏家と共演も多く、高い信頼と評価を得ている。
作曲、演奏活動のほかに吹奏楽や合唱指導、コンクール審査員など幅広く活動している。東京音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。21世紀の吹奏楽“響宴”会員。